【クルシュー砂州】リトアニアからロシアへ国境越え・カリーニングラード編


ニダからカリーニングラードへ
しかもカリーニングラードはロシアの飛び地で興味深々です。
ロシア本土からだいぶん離れたところにある飛び地です。
もともとはドイツ騎士団の植民地ケーニヒスベルクとして建設され、のちにドイツ帝国となるプロイセン王国がこの町で誕生しました。
第二次世界大戦でドイツはソ連に負け、現在のロシア領になったのです。
ソ連にとっては貴重な不凍港としてバルト艦隊の拠点にもなっていました。
その後リトアニアがソ連から独立したため、飛び地が誕生したのです。
バスチケット予約方法
【リトアニアのバス検索サイト】で朝と夕方の二本見つけましたが、夕方の便がネットで予約できません。18:45発20:55着、カリーニングラード南駅の隣のバスターミナル着の便です。
※ コロナの影響なのか、現在は運行されていないようで検索もできません。(令和3年)
ニダからカリーニングラードまでが一番事前に予約しておきたいルートなのですが。
ロシアのネットでの予約、しかもクレジットカードとかちょっと不安でしたが(初ロシアにビビリ気味、昭和生まれなもんで暗いソ連のイメージがありまして)結局何も問題なく予約できました。
ネットで事前予約してなかったら乗れなかったかもしれません。満席でした。
ちなみに国際線ですが、バスではなくミニバスというかバンでした。
予約はこのサイトでできました。国際バスですが一人700円位でした。安いですね。
※ コロナの影響なのか、現在は運行されていないようです。(令和3年)
ロシアヴィザ
昔はロシアヴィザ取るの面倒くさかったのです。ルートからホテルまでガチガチにスケジュールをたてなければならなかったような記憶があります。
世界一周中は自由気ままに旅をしたかったので行くのをあきらめました。
時代は変わり、地方在住者もネットから旅行代理店にお願いすれば、ガチガチの計画書がなくても簡単に取れるようになりました。
なんと現在はオンラインで簡単に申請できるようになりました。
※ コロナの影響で変更もあると思いますので確認お願いします。
クルシュ―砂州での国境越え
バンに乗ったらすぐに国境に到着しました。
一旦下車してパスポートコントロールです。もちろんヴィザは事前に日本で取得済みです。
はじめてのロシアにドキドキしましたが、すんなり終わりました。
なぜか主人だけ入国審査に時間かかりましたが原因わからず。無事にロシア入国です。

運転手さん運転をかっ飛ばしてくれていてこのままだと予定よりかなり早く着きそうです。初ロシアなのでできれば早目にチェックインしたいのでよかった、と喜んでいたのですが、カリーニングラード市内が大大大渋滞で、結局定刻どおりに到着しました。スパシーバ!
白夜の季節だったのでカリーニングラード時間の夜8時(リトアニアと1時間の時差)でも明るく安心しました。
ただこの運転手さん、なんだかペットボトルのビール飲みながら運転してるようです。いや、いくらなんでもそれはないでしょう。さすがにビールではないよね。
結局、あとであれはクワスという微炭酸の微アルコール飲料だということが判明。おそらくですが。カリーニングラード市内で屋台やスーパーなどで普通に売られており、屋台のを買って飲んでみました。どんな味なのか不安でしたが美味しかったです。
カリーニングラードのホテル
バスはカリーニングラード南駅の隣りのバスターミナル(Kaliningrad,
Zheleznodorozhnaya st, 7)に停まりました。
ロシアの流しのタクシーに乗るのは怖かったので(昭和生まれである私、未だにまだソビエト連邦のイメージが強烈にあって怖さがありました)ターミナルに着くのは夜8時ですがこの時期はまだ明るいみたいです。そこで徒歩で行ける宿を検索しました。(怖い怖いと何度も書いてますが、実際に怖いことはありませんでした。あくまで勝手な昭和の頃のイメージです。ロシアの方はみんな親切でした。)
バスターミナルから徒歩10分位でした。ふつうの三つ星ホテルで一泊3000円位でした。じゃらんのポイントが余っていたので、一泊4000円くらいの広い部屋にしました。
ベッドルームとリビングとあります。スーツケース広げ放題です。では2泊よろしくお願いします。
カリーニングラード市内散策
カリーニングラード・漁港
ホテルから徒歩約1km。漁港にやってきました。

プレゴリャ川沿いにはドイツ風の建物が並び、まるでテーマパークの中を散策しているようでした。

途中かわいらしいロシア教会をみかけました。
ケーニヒスベルク大聖堂

ゴシック建築のこの教会はドイツ騎士団により1333年から1380年に建設されました。
左右に2本あった塔は1544年の火災で焼失してしまい、右側のみ再建されました。

下のジオラマの奥に見えるケーニヒスベルク城はソビエト時代に破壊されましたが、手前に見える大聖堂だけは無事残ってよかったです。

ソビエトの家
大聖堂の道路を挟んで見えるのがソビエトの家です。
ヨーロッパ一醜い建築物といわれています。

ソビエト連邦時代の1975年に建てられた21階建ての建築物です。地盤の問題等で建設途中で廃墟化しています。
二枚上のジオラマの写真の教会の隣、上に写っている城が戦後廃墟になっていたあとにソビエト連邦が破壊してソビエトの家を建設しました。

勝利広場


勝利広場 レストラン2店
Khmel’ フメリ(地ビールレストラン)
勝利広場の前にあるショッピングモールの中にあるレストラン。フメリ(Khmel’)へおじゃましました。

営業時間:12:00~0:00
金・土 12:00~2:00
オープンと同時の12時にお邪魔しました。人気店らしく続々とお客様がやって来ます。
勝利広場の見える窓際の席に案内してくれました。スパシーバ!


かつてはドイツだったのでソーセージもおいしいだろうと思い(ビールにももってこい)オーダーしました。

ロシア料理と言えばやっぱりボルシチ。ついつい頼んでしまいます。

Borsch & Salo ボルシチとサロ (ウクライナ料理)
フメリと同じ商業施設内にあるロシア料理とウクライナ料理のレストラン、ボルシチとサロ(Borsch & Salo)です。

ブレツェリ(ビール醸造所)で飲み比べ

宮殿のようなブリュワリーですね。

一口サイズのビール飲み比べセットが350円くらいでした。

名物のプレッツェルのような塩パンもいただきました。

カリーニングラードからサンクトペテルブルクへ
カリーニングラードからサンクトペテルブルクまでは飛行機で飛びます。
S7航空の直行便を利用しました。(現在直行便は運航されていない可能性もあるので要確認)
飛び地とはいえ国内線なのですね。変な感じです。カリーニングラードの南駅隣のバスターミナルから空港まで直通バスが出ています。Bus number 244-Э
所要時間約45分。
チケットは事前に窓口で買ったとおもうのですが、車内で買ったかもしれません。
バススケジュールはこちら ⇒ AIRPORT・KALININGRAD
機内ではサンドウィッチが出ました。
2時間でサンクトペテルブルクに到着です。
※サンクトペテルブルク空港から市内へは次の記事で


