【西日本一の秘境駅!】といわれる坪尻駅に箸蔵寺の帰りに立ち寄ってみました

四国別格霊場十五番札所の箸蔵寺へ行った帰りのことです。

毎回帰り道に人気の秘境駅の坪尻駅が気になってしょうがなかったのですが、箸蔵寺は階段が多いのでいつもちょっと疲れてしまってなのか、なかなか坪尻駅までの下りと登りをチャレンジすることに抵抗があったのです。
西日本では秘境駅1位で間違いないでしょう。
気になってしかたなかったので、帰りの登りがしんどいですが、とうとうチャレンジすることにしました。
⇒ 国道32号線の看板から坪尻駅までの所要時間はこちら。この日は箸蔵寺ではロープウェイは利用せずに仁王門から本堂まで石段を約600段上り下りした後でした。(ちなみに金比羅さんは785段)
翌日筋肉痛になりました。
国道32号線から坪尻駅までの入口

箸蔵寺ロープウェイ登山口から車で約5分(約3km)のところにあります。
国道32号線の山道にいきなり看板が現れます。
しかし道らしき道がありません。国道なのでトラックなどスピードの出ている車は多いし、歩道は狭いので少し危険かもしれません。
よく見ると下に降りていく整備された道が見えます。
ここを600m下れば坪尻駅があるようです。
ガードレールの隙間から道を下る

昭和時代っぽい家電の不法投棄があったり、倒木があったりします。
ただ、人気の秘境駅なので多くの人が訪問しているようでそれほど路面が荒れているわけでもなく歩くには問題ありませんでした。
結構坂を下っていきます。

緑がきれいですね。
川も流れています。
真上に国道が走っているとは思えないですね。

廃屋がありました。
このバイクはどうやってここまで来たのでしょうか。
手動踏切と線路

ワンマン列車がちょうど通過しました。

なんとこの遮断機は手動でした。
ファンの方の為に通過列車の時刻表を貼ってくれています。

秘境の坪尻駅に到着
そしてとうとう憧れの秘境駅、坪尻駅に到着しました。
坪尻駅の何がすごいかゆうたらロケーションですよね。
駅は四方山に囲まれているみたいなもの。
さっきの600m登った国道、もしくは西側の林道からもアクセスできるようです。

乗降人数一日平均2人だとのこと。訪問当時。現在では0人ともいわれています。

駅から徒歩で30分ほど山道を登った所に木屋床(こやとこ)という集落があり、通学客や行商人などで賑わっていたそうです。
その後、集落付近に道路が整備され、駅を利用する住民はほとんど居なくなり現在に至ります。
坪尻駅の駅スタンプは2010年に二か月ほど旅に出ていました。
発見されたのはなんと青森県でした。
往復2600km旅したスタンプです。
四国別格二十霊場の納経帳にしっかり押しました。
しかし、その後また盗難にあったようでみつからなかったので、現在の駅スタンプは2代目だそう。(写真のスタンプは初代のものです。)
マムシに注意、
そして野宿は禁止です。
ここでマムシにかまれても救急車はここまで来れませんので自己責任でお願いします、みたいな貼り紙がありました。
スイッチバック駅
現在の坪尻駅はこんな感じです。
https://www.jr-shikoku.co.jp/viewpoint/tokushima/tubojiri_ooboke.htm
坪尻駅を訪れた際、たまたま工事していて工事の方が何名かいらっしゃいました。
気になってしょうがなかったので質問してみました。
「毎日あの坂を上り下りするんですか?」
どうやら隣駅から列車で出勤するようです。
そりゃそうですよね。
所要時間(国道からの下りと登り)
